【親と同居】
親子だからこそ
衝突してしまう…
こんにちは☺︎maaaachanです!ブログを訪問してくださり、ありがとうございます。今回は「親と同居で衝突してしまう」そんなお話をしたいと思います。

本当は父親と同居なんてしたくなかった…頑固ですぐ怒るし、あまりお風呂も入らないし臭いし…。ちょっと気をつけるように注意したら激おこで、怒鳴り散らし物も投げるし…。もううんざり…。
知っていた性格
父親がそんな性格なのは子供の頃からよく見ていたので重々承知の上でした。
少し反論すればすぐに怒鳴り物を投げ、話し合いもできない状況になることも知っていましたが、母が亡くなって一人で暮らしている父親をそのまま放っておく事ができませんでした。
今思えば食事は作る事ができないけれど、スーパーに行けば何でも売っているし、自分でできない事はなかったはずです。でも母が元気な時は、品数の多い手作り料理を食べてきた父に対して「自分で買って食べて」なんて言えませんでした。
母がたくさん我慢してきた事も苦しいくらい知っていましたし、難しい父親と子供が同居するなんて母も望んでいませんでした。
お互いに支え合わなければ生活していけない状況だったので、難しい父親の性格も我慢するしかないって思っていましたし、私が産まれてから今まで何度も衝突しては理解をし合って、理解できないことも「そういう父親だから仕方ない」って割り切っていくしかないって思っていました。
いくら親子でも何でも言い合えるわけではありませんし、お互いに気を使いながら思いやりながら、時には心底恨んだりしながら生きていく…
仕方のないこと
仕方ないこと、受け入れなきゃいけないこと、我慢が必要なこと。よくよく理解した上で親と同居すると思います。矛盾していても難しいと分かっていても、放っておけないとか、側で支えたいとか、色々と恩返しをしたいとか、そんな想いが子供側にもありますよね。
腹は立つけれど心配だってするし、食事はしっかり食べているだろうか?休日はひとりで寂しくしているんじゃないか?など色々と親のことを考えてしまうものです。
仕方のないこと…頭ではわかっていてもストレスを感じる毎日に【同居なんてするんじゃなかった】と後悔する日は少なくありません。
親子なんて衝突することが当たり前かのように、いくらお互いが大人同士であっても必ずと言っていい程、苦しくなることがあります。
親が家出する
ある日、些細なことで父親がブチギレました。そのキレた理由は父親がリビングでタバコを吸っていたのを見て私が注意したことがきっかけです。
そもそも肺疾患を患っている父親はタバコを辞めるよう何度も子供たちから注意されていました。入院を繰り返していたこともあり、身体も心配ですしタバコを辞めてほしかったのですが、禁煙するとイライラするようで、八つ当たりをしてきます。
同居するにあたっても、タバコは吸っても良いけど自分の部屋の窓際で吸ってね!それが約束でした。なのに私と子供が出先から帰ってくると慌てた様子でタバコを咥えながら自分の部屋へ行き、リビングでタバコ吸っていた事を隠そうとしました。
そこまでは、以前からよくある事でしたのでイラッとしましたが私はグッと堪えました。
その後、何を思ったのか父親はタバコを吸いながらリビングへ来て話をしはじめました。ここで許したらリビングでタバコを吸っても良いんだ!って勘違いされてしまう!と私は考えて「匂いがリビングに移るから向こうで吸って!」と言ったら、めちゃくちゃキレたのです。
持っていた灰皿を投げつけ、錯乱状態で暴言を吐き大声で私を怒鳴りつけます。その様子は子供の頃から知っている父親なので、ここで私が口を開けば余計に怒鳴ってくることは重々承知。
私はただ黙って父親が落ち着くのを待ちましたが、怒りが収まらないのか家を出て行きました。それから2日間帰って来ず、車で寝てコンビニで食事を買って済ましていたようです。
私には上に姉と兄が3人おり、父はその3人にも連絡を入れて私のことを悪く言っていたようです。一緒に住んでいて気を使うとか、私の子供が反抗期で気を使うなど、息の詰まる思いで暮らしているんだ!そんな感じで、父は父なりの不満をぶつけたそうです。
どっちの気持ちも
私も反省することは多くあります。
反抗期の息子に毎日悪戦苦闘しシングルマザーなので毎日必死に働き毎日仕事で疲れていて、帰ってきても食事の準備や片付け、夜遅くまで家事をこなして、もう心身ともに疲れていました。
私の口数が減ってきていること、笑顔が減ってきていること、常に何か考え事をしていて上の空でいること、私がピリピリしていることも自分でもよくわかっていました。
父も毎日仕事で疲れているから、美味しい物を食べさせたい!母が亡くなって会話をする相手もいないからコミュニケーションも取らなきゃいけない、子供も体調不良で学校へ行けてないし、もっと子供とも向き合って話を聞いて寄り添うべきなのに、いつも疲れている私はイライラしていたんだと思います。
家族の協力
家を出て行った父に姉や兄が連絡をして話を聞き、フォローをしてくれました。
どっちの気持ちもよくわかる、私たち姉が父と一緒に住めないから、あんただけに任せてしまって申し訳ないと思っていると。
父の悪い癖は、浪費がヤバいということ…。とにかくお金の管理ができず、パチンコや競馬など賭け事が大好きで毎週のように競馬をやっています。週末は大声を出しながら酒を飲みタバコを吸いながら賭け事を楽しむのがお決まり。
父の給料は私が引き落として、その中からお小遣いを渡すのが決まりですが、競馬で負けると追加のお小遣いを要求します、賭け事だけではなく足りないお酒を隠れて買ったりタバコを買ったりするので、多い時は10万近くお金を使ってしまいます。
そんな父と一緒に住むなんて、姉や兄は絶対に考えていませんでした。喧嘩になることは目に見えていますし、そんな生活は耐えられないと住む前から分かっていたからです。
だからこそ、同居を決めた私に対して申し訳ない気持ちがありますし、妹に面倒な父を任せてしまっている罪悪感も感じていると思います。
そこで出て行った父に対して「黙って家に帰った方がいい、出て行きたいなら順序がある」と伝えてくれました。
2日ぶりに帰ってきた父はお金もなくお腹を空かせていたのか、黙って食事をしてお腹が満たされると徐々に話をするようになりました。翌日からは今まで通りの父に戻っていました。
別々に暮らす
いつかは別々に暮らした方がお互いにとって良いかもしれないと、姉と意見が合いました。父は寂しがりなので、機嫌が治れば私と一緒に暮らし続けたいと言うと思います。
でも今回のような揉め事はこの先も必ずあるだろうから、その度に苦しく辛い思いをしなければなりません。一度離れてみて、食事や身の回りのことを全部自分でやらせてみたらいい、そしたらあんたの苦労もわかるはずだからと。
一緒に暮らすのも良いことばかりじゃない、別々に暮らすのも良いことばかりじゃない。どっちにしてもストレスがあったり不安があったりします。
親子だからこそ
親子だからこそ、一定の距離感を持って別々に暮らす方が上手く行く家族もいます。
遠く離れているわけではない、車で行ける距離や歩いて行ける距離だっていい、お互いのプライバシーが保たれた状態でお互いに支えつつ暮らしていくことだってできます。
私には息子がいますが、将来は同居を考えていません。息子が独立し結婚してもしなくても、私が老人になっても一緒に住むつもりはありません。
親には親の人生があり、子には子の人生があります。お互いに離れて暮らすと心配や不安はもちろんありますが、子も大人になれば自分の価値観があるので、一緒に暮らすより良い距離感を保ちながら別々に暮らす方がいいと思っています。
色んな家庭があり、それぞれの考えがあるので正解、不正解といった白黒ハッキリとは言えませんよね。その時と場合によって、一緒に暮らしてみて難しかったら離れてみる、大丈夫そうなら一緒に暮らし続けても良いのかもしれません。
色んな形
私は介護職で働いていますが、色んな形の家族がいます。同居できるならする、同居が無理ならしない。そんな極端な考えでは答えが出ないような難しい問題なのが家族の同居です。
渋々同居している家族もありますし、仕方なく年老いた親を一人で残すしかない状態の家庭もあります。
一度は一緒に住むと決めて家まで建てたのに、結局は親が出て行き古い団地で一人で生活している人もいますし、家を買った後に孫の生活リズムと合わなくて、家族に相談なしにマンションを買って一人で暮らしている人もいます。
介護が必要な親と一緒に住んでいても一切関わらないとか、別々に暮らしていても頻繁に顔を出し親の様子を伺う人もいます。
どれだけ覚悟を決めて同居しても無理な時は無理だし、別々に暮らしていても時間を作って会いに行く人がいます。本当に色んな形の家庭があります。
自分の時間
同居するにしても、同居しないにしても、それぞれの時間や楽しみを充実させる事が大切だということがわかりました。
家族がいれば自分を犠牲にすることも多くあります、我慢が必要なことも多くあります。親に気を使うことで子供に我慢させることもありますし、その逆もあります。そしてなりより自分自身が切羽詰まった状態になると、私のように優しくなれなかったり、常に上の空で疲れきって【誰のために頑張っているのか】苦しくなることがあります。
自分自身が闇を抱えていたりストレスを抱えていると、一緒に住んでる誰かのせいにしたくなったり、些細なことでイライラして一人の方が楽だって逃げ出したくなってしまいます。
そんな時、自分の時間をしっかり作って心も体も癒す必要がありますよね。同居する親も同じことです。我が家の場合は、父が好きなタバコや賭け事を禁止にすることは本人にとって苦しくストレスになるって事を私が理解することだったり。
もちろん吸いすぎやお金の使いすぎは問題ですが、父が一生懸命に働いて好きなタバコを吸うことを我慢させるのは、父にとってはストレスです。
私は平日に仕事が休みなら午前中は家事をして掃除をして午後からゆっくり映画を観るとか、子供を学校へ出した後に二度寝するとか、そんな時間が癒しになり自分を守る事ができます。
家で映画を観るときは【U-NEXT】で観る事が多いです。気になる映画やドラマをマイリストに入れておき、のんびりした時間にベットでゴロゴロ映画を観る!最高ですよね!
私は本も好きなので、読書をしたりします。最近は運動脳を読み、運動が心と体に影響を与えることを知りました。ストレスにも運動は効果的だそうで、父と休日に散歩しながら喫茶店に行くのも楽しそうだな〜なんて考えています。
もうすぐ夏休みなので子供と温泉に行こうかと考えています。父は留守番してもらいますが、子供と二人でのんびり温泉に行くことも子供にとっても私にとっても良いリフレッシュになると思うのです。
親と同居してても、同居してなくても家族とは難しい問題が山積みです。一人で悩まずに難しく考えすぎずに、色んな形の家庭があるから、その形に合わせて選択をしていけたら、きっと良い関係が続きます。
私も腹の底から父親が憎たらしい!と思うことは多いです、それは子供に対しても。血の繋がった親子でもお互いに苦しい時があります。でも父を尊敬していますし、子供は自分の命より大事です。