鉄欠乏性貧血
貧血が原因で起こること
ココロとカラダの変化
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏貧血は鉄分が不足して起こる貧血です。
体の中で何が起きているかと言うと…
血液中に存在する赤血球に含まれる
ヘモグロビンが全身に酸素を運んでくれる役割です。
そして体に鉄が不足するとヘモグロビンが作られなくなって結果として全身が酸素不足になり貧血を起こしてしまいます、これを鉄欠乏貧血と言います。
貧血の一般的な症状
・何となく体がだるい
・めまいがする
・疲れが取れない
・動悸がする
・頭痛がする
・肌荒れをおこしやすい
・爪が欠けやすい
・氷をよく食べる
これだけの症状が起きると、体に大変な負担を抱えてしまいますよね。
特に女性は毎月生理がきますので、その影響で貧血に悩んでる人が多いと思います。
貧血になると体がだるく、頭痛がして、私生活や仕事に影響が出てしまいます。
鉄は食事から補給して鉄欠乏貧血を予防しよう!
Point!
鉄は体内で作ることができないので、食事から鉄を補う必要があります。
鉄を多く含む食材
・レバー ・赤身肉 ・貝類 ・カツオ
・卵黄 ・大豆 ・豆腐 ・小松菜
・ほうれん草 ・春菊 ・ひじき
肉類では(牛、豚、鶏)のレバーが多く鉄を含んでいます。
大豆にも豊富に鉄が含まれていますので、積極的に取るようにしましょう。
食べ物に含まれる鉄は2種類あります。
ヘム鉄と非ヘム鉄です
ヘム鉄
肉類(牛、豚、鶏)
赤身の魚(カツオ、イワシ、マグロ)
非ヘム鉄
牛乳、卵、野菜、
しじみ、あさり、ひじき、海苔、大豆など
鉄の吸収率が高いのはヘム鉄です。
ヘム鉄は、非ヘム鉄より5〜6倍吸収率が高いと言われています。
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鉄の吸収を高めるビタミンCと
一緒に摂取するといい。
ビタミンCを多く含むものはこちら!!
・パプリカ ・ブロッコリー ・モロヘイヤ
・アセロラ ・レモン ・イチゴ
反対に鉄と一緒に体に入れない方がいい物
コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物は鉄の吸収を抑えてしまいます。食事の30分前後はカフェインを控えたほうがいいでしょう。
メンタルにも影響が
鉄欠乏貧血の状態では、疲れやすい、体がだるい、集中力の低下などうつ病に似た症状が現れることが分かっています。そのため、鉄欠乏がうつ病と判断されるケースもあります。
なんだか気分が良くなく落ち込みやすい日が続いたり、体がだるくやる気が出ない場合、日頃から鉄がたりてない場合もあると言うことです。
精神的に病んでるのかも….と感じたら、まずは最近の食生活はどうだったかな?バランスの良い食事は取れていたのか一度見直してみるといいでしょう。
Point!
身近なコンビニや薬局でも鉄が摂取できます。
最近はコンビニや薬局に売っている商品にも鉄を含む飲みのもや、サプリメントが売られています。
手軽に鉄を体内に送れますので、日頃から気にして飲むようにするだけでも改善していくでしょう。
氷食症になった
氷食症とは…?
鉄欠乏性貧血の人に比較的高い確率でみられる症状です。
氷が無性に食べたくなり、毎日朝から晩まで氷をボリボリ。
家の冷凍庫で氷を作るのでは間に合わず、スーパーで氷をキロで買っていました。
冷凍庫に氷が無くなってくると不安になり、夜中にコンビニへ買いに行くことがよくありました。
氷依存症になって、氷がなきゃ生きていけないと思うくらいに酷い状態。
かちわり氷を買ってきてアイスピックで食べやすい大きさにカチ割ります。
早く口に入れたくて、カチ割りを慌ててしまい何度もアイスピックで手を刺したことも。
職場へ行く時の時間も氷を食べたいので、水筒に氷を入れて適当なドリンクを入れて持ち歩き、無くなるとコンビニに売っている氷を買ってボリボリ。
まさに氷食症、この症状は10代後半〜30歳頃まで続きました。
体がダルくてツライ…
自分が貧血だと知ったのは妊娠した13年前なのですが、まさか貧血であることが体にあらゆる問題を起こしているとは知らなかったのです。
私は10代の頃から疲れやすく、頭痛が酷かったのですが30代になって初めて内科へ行き、血液検査をしてもらいました。
「ずっとだるくて、疲れやすくて、やる気が起きない」
そう先生に相談して血液検査の結果を聞くと、貧血ということがわかったのです。
薬を処方してもらいしばらく服用していたのですが
「なんだか微妙….」
良くなっているのかどうなのかわからない。
確かにクラッとした目眩なんかは減りましたが、疲れやすいとか、だるい症状はあまり良くならなかったんです。
病院の先生は
「数値は上がってきてるけどね〜」
と言いますが
「薬をずっと飲み続けるわけにはいかないからね〜」
となり結局そのままの状態でした。
Point!
自分なりに鉄欠乏貧血について調べてみると、食事で体に鉄を入れることが1番の近道かな?と思うようになりました。
私自身、お肉やお魚をあまり食べる方ではなく、麺類やパンなどを好んで食べていたので、食生活を見直しました。
魚を多く食卓に並べるようにし、肉料理も増やしました。
ビタミンCと一緒に摂取すると鉄の吸収を高めるのでブロッコリーを毎日食べました。ブロッコリーは茹でて毎日弁当に入れるのが日課になりました。
パプリカも今までは料理に使ったことはなかったのですが、赤と黄色のパプリカは料理の彩にも持ってこいの食材で、とてもジューシーで水々しく一度食べたらやみつきになり、今では常に冷蔵庫に入ってる食品です。
食事改善して体に変化
氷食症が治っていった
コンビニでアイスコーヒーを買っても残った氷は食べませんし、氷が食べたいと思わなくなったのです。
夏でも凍えるような冬でも食べていた氷を一切口にしなくなりました。
頭痛が良くなった
そして頭痛がめちゃめちゃめちゃ良くなりました。これが1番嬉しい!
頭痛薬が欠かせなく、痛すぎて歩けない時もあった私なのですが、すっかり良くなりました。
頭痛いな〜と思う日が減ったと言うより、頭痛が無くなったと言っても過言ではないほど良くなりました。
たまに頭痛いな〜もありますが、以前と比べたら全然気にならないですし、少し寝たら良くなるレベルまでに安定しつつあります。
目覚めが良くなった
朝、起きることが本当につらかったです。
体がこんなに疲れたよ〜だるいよ〜って訴えてるのに起きなきゃ行けない地獄のような毎朝。
起きてから10分間は精神的にも肉体的にもつらい思いをしていました。
「体が重い頭が痛い」
「何で起きなきゃいけないんだ」
「こんなに疲れてるのに仕事に行くなんて…」
「何でこんなに悲しくなるの」
「何でこんなつらいの」
半泣きで顔を洗い、歯を磨いているうちに目が覚めていき、メンタル的にも落ち着いてくる、そんな毎日でしたが。
今では目覚めはとても良くなりました。疲れが取れなくてだるいな〜って思うこともありますが、それは年齢の問題もあるので(笑)
今までの地獄のような朝とは変わって爽やかな朝とまではいきませんが目覚めは良くなりました。
メンタル的にも調子が良くなり休日でもいつもと同じ時間に起きれたり、改善している実感があります。
最後に
今でもクラッとしたり、顔色が悪い時もありますが、鉄欠乏貧血を知って調べて改善方法を色々試した結果少しづつ体調も良くなり、やはり偏った食生活や無理なダイエットは体に影響が大きく出るということがわかりました。
放っておきがちなイメージの貧血、貧血の原因には病気が隠されていることもありますが、気になる方はまず病院で血液検査をオススメします。
私もそうして自分の体を知って、少しずつではありますが体調が良くなっているのを実感できています。