HSPさんが介護の仕事に向いている⁉︎介護の仕事を経験した私が思うこと。

HSPさんが介護の仕事に向いている⁉︎介護の仕事を経験した私が思うこと。

HSPは介護の仕事に向いてる⁉︎

介護の仕事を経験した私が

思うこと

 

 

HSPさんは介護士の仕事に向いていると言われています。

今回はHSPさんにオススメな介護の仕事について紐解いていきます。

 


HSPとは

Highly Sensitive Person

(ハイリー・センシティブ・パーソン)

頭文字をとって

エイチ・エス・ピー

と呼ばれます。

このHSPは、1996年に心理学者であるエレイン・N・アーロン博士によって明らかにされました。


HSPさんは繊細で音や光や匂いに強く反応し、物事を深く考え傷つきやすいです。HSPさんはそんな日常から「生きにくい」と感じている方も多くいます。


ネットなどで「HSP適職」と調べると介護士や福祉の仕事に向いてるという記事よく見かけますね。私の記事でもそう書きました。では、なぜHSPさんは介護士のお仕事に向いているのでしょうか?

 


相手の気持ちになれる

介護の現場では利用者さんが何を考えているのか、何か困っていることはないか?常に相手の気持ちになって行動することが求められます。利用者さん本人が「◯◯して欲しい」「身体の◯◯が、つらい」など口にして言えない利用者さんもいます。

その場合に気づいてあげられる人や、利用者さんだけでなく利用者さんのご家族とも関わることが多いので、「自分の親だったらこうして欲しい」など相手の気持ちに寄り添えるHSPさんに向いている職種と言えます。

 

誰かの役に立ちたい

HSPさんは誰かの役に立ちたい気持ちが非HSPに比べて強いです。困っている人を放っておけない気質で、声をかけ何か困っていることはないか?自分にできることはないか?と役に立とうとします。

介護の仕事では利用者さんが日常生活を送るために、困っていたらお手伝いをしたり手を差し伸べたりすることが必要になってきます。HSPさんの強みが介護の仕事で役に立てると言えます。

 

危機管理能力が高い

慎重すぎると見られることもありますが、HSPさんは危機管理能力に優れています。何事も慎重に取り組むので危機を回避しやすいです。介護の現場では徘徊をする利用者や、足元がおぼつかない利用者、血圧の変動が激しい利用者など様々な方が利用されます。目を離した隙に大変なことになってしまう可能性も十分に考えられます。

HSPさんは不安を感じやすく慎重に行動するので、危険察知や危機管理能力に優れ、利用者さんの危険な場面も想定し行動することができます。

 

HSPが故に大変な面もあります

介護職にHSPさんが向いている理由を並べましたが、介護職に大変な面があるのも忘れてはいけません。



HSPだからこそ大変

HSPだからこそ大変な面ももちろんありますよね。優しさだけでは務めることができないのが介護職です。

maaaachan
maaaachan
相手を思いやる気持ちが強すぎてもよくないね…
介護職はツライ事も多い…
Hannachan
Hannachan

 

感情移入しやすい

HSPさんは相手の表情や、声でどんな気持ちなのか気付くことに優れていますが、気づきすぎてしまい、つらい思いをする場合もあります。介護の現場は利用者さんが数人〜数十人います、比較的自立している方から、生活全般で介護が必要な利用者さんもいます。

そして介護の仕事は人手不足が問題視されています。利用者さん1人1人に時間をかけてゆっくり向き合い介護したい気持ちがあっても、時間に追われて対応が間に合わなかったり、しっかりと向き合ってあげられなかったりする場面もあります。理想とのギャップに精神的に落ち込むことが多くなり、離職する人もいるでしょう。

 


思いが裏目に

誰かの役に立ちたいと思う気持ちが強い反面、多くのものを自分で全部抱え混むとストレスの原因になります。自分なりに一生懸命、利用者さんと向き合っていてもそれが相手に伝わらない場面や、一生懸命であるが故に利用者さんのプライバシーまで踏み込んでしまったり気づいたら感情が仕事の範囲を超えてしまっている事があります。自分の無力さに嫌気がさしたり、やる気そのものを失ってしまう可能性もあります。

 


精神的に追い詰められる

危機管理能力に優れているHSPさんですが、行動する前にあれこれ考えすぎてしまいます。想像力も豊かなので「私が目を離したら転んでしまうかも」とか、忙しくて利用者さんの話の相手になれない時に「寂しい思いをさせてしまった」など割り切りができなく気持ちと行動のギャップに悩むことがあるかもしれません。

介護の現場では“大丈夫かな?“とか“心配だな!“など色んな感情が生まれて、HSPさん本人も不安を感じてしまいます。一度に数人の行動を見守ることも、話を聞くことも不可能なことなのですが、HSPさんは自分を犠牲にしても相手を優先する場合が多く精神的に参ってしまう可能性もあります。

 


HSPさんに介護の仕事をオススメする理由と、HSPだからこそツライ場面もあると説明しましたが、介護の仕事はHSPさんも非HSPさんも、どんな人にでも言えることですが。

「利用者さんの力になる」

「1人で生活が困難な場合に手助けをする」

心から介護の仕事が好きでなくては務まらない職種だと思います。

どんな仕事でもいい面と悪い面があります。

楽しい事ばかりではありません。




ツライな、しんどいな

そう思うような日々が続いても

この仕事が好きだ!と思えて

やりがいを感じることができたら

HSPさんも介護の仕事で働き続けることができるかもしれません。

介護の仕事は「無資格、未経験」でも働くことができます。

 


介護職の仕事内容

 

「身体介護」

入浴の介助、着脱のお手伝い、車椅子からベットなどへ移動する場合にする移動介助、食事介助、おむつ交換など利用者さんに直接触れて行う仕事。

 

「生活援助」

食事の支度や、掃除、洗濯、買い物など利用者さんに触れない仕事。


その他にもメンタルのケア、送迎、レクリエーション、事務などの仕事内容もあります。

 

資格がないとできない仕事

訪問介護は介護者のご自宅へ出向き介護や生活援助をすることです。

介護者の体に直接触れて行う介護は資格がないとできません。

ですが、介護施設などであれば資格がなくても身体介護業務ができます。


HSPさんが介護の仕事をしてみたいけど資格がない、未経験だから不安という方は、まずは働きながら現場の雰囲気や自分に合う仕事なのか確かめてから資格を取得するのも考えの一つです。

もちろん責任のある職種なので、資格を取得し専門知識や技術を身につけてから働き始めると仕事内容の幅も広がり自身にもつながります。


私も無資格、未経験で介護の仕事をしたことがあります。

今は辞めましたが、とてもいい経験でした。


経験してよかった事

お爺さん、お婆さんが可愛くて癒されました。食事を一生懸命食べる姿やレクリエーションで頑張って身体を動かしている姿、利用者さん同士の会話にいつも楽しませてもらって、元気をもらってました。

歳を重ねても笑顔を絶やさないお婆さんや、口の悪い人も居ました、色んな利用者さんと触れ合い「自分はこんな風に歳を重ねたいな」と人生勉強にもなりました。

 


私がつらかったこと

HSPの私にとって介護の仕事で辛かったことは、やはり「気を使う」というのが1番辛かったです。例えば、利用者さんにお茶を出すタイミングを毎回深く考えてしまい「早くても、遅くてもダメ」と気を使ってしまったり。入浴介助中に、1人に付いている間に別の利用者さんが滑ったらどうしよう…。

1人に集中して、他の利用者さんから目を離し、大怪我に繋がったらどうしよう….。常に不安と恐怖があり精神的に耐えられなくなる事もありました。それでも介護の仕事は楽しいことも多く本当に、本当のいい経験になったのは確かです。



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