HSPは嘘を見抜くのが上手い!?
気付きたくない嘘にも反応してしまう。
この記事はこんな人に
オススメ
・相手が嘘をついているのか会話や表情で瞬時に気づいてしまう。
・冗談なのか?本気なのか?声のトーンや顔色で気づいてしまう。
・知りたくなかった本音も透けて見えるため、自分自身がツライ思いをする。
・駆け引きなどが苦手でどうしたらいいのか分からない。
HSPさんでも非HSPさんでも、相手の本音が透けて見えてしんどいな〜って感じることありますよね。
特にHSPさんは、繊細で敏感な気質なので、そのような場面で苦しい感情を抱いてしまいます。




なぜHSPは嘘を見抜いてしまうのか?
HSPさんは良くも悪くも、物事に敏感に反応してしまう気質なので、相手の些細な変化を瞬時に、そして敏感に反応し、結果「気づきやすい」となってしまいます。
共感力の高いHSPさん、その気質が相手の感情を読み取る原因になります。周りの人が、機嫌が悪そう、体調が悪そう、悲しそう、つらそう、楽しそう。など相手の感情が手にとるように気付けるのがHSPさん。
その結果、相手が嘘をついた場合、その感情を読み取ってしまい嘘を見抜いてしまうんですね。嘘を見抜いてしまうから、コミュニケーションが取りづらい。
気付きたくないこと、知りたくないこと、知らなくてよかったことも、その敏感な気質が理由で気づいてしまいコミュニケーションが取りづらい思いをしているHSPさんがいると思います。
例えば、急な用事で仕事を休むスタッフがいたとします。
「きっとずる休みだな〜」
「本当は友達と遊びに行くんだろうな〜」
と気づいてしまう。友達が体調悪いと急に約束をキャンセルしてきたとします。
「遊ぶのが面倒になったのかな〜」
「本当は別の理由があるんだろうな〜」
と気づいてしまう。
全てが嘘だとは限りませんが、話をしているニュアンスや、声のトーンや、表情から「何か別の理由があるな」とか「言い訳だな」と気づいてしまうんですね。
逆に本当に体調が悪かったり、急な用事ができてしまっている場合は、相手が「本音」で話してくるので、HSPさんはしっかり本当だなと気づきます。問題は、それがまさに「嘘だった」場合なのです。
家族、友人、恋人、知人、同僚など、日頃から人は人と関わって生きていますね。気づきたくない嘘に気づいてしまうと、今後の付き合いにも支障が出ますし、なんだか信用も薄れていきます。そしてコミュニケーションが取りづらくなってしまうのです。
HSPの気質だから「気づかない」はできない
HSPの特徴は、気質ですので治すことや、変えることはできません。これからも、相手との会話の中で本音を見抜いてしまうことは避けられないのです。
本音を知りたくないから、嘘を見抜きたくないな〜と思っても、気づいてしまいます。ですが、気づいてしまうことはHSPさんにとってツライことばかりではありません。
本音を知る能力に優れていることは、メリットでもありますし、HSPさんの強みでもあります。相手が強がって嘘をついている場合、本音に気付いてあげることができます。そして、事前に本音を見抜くことで危険なことから自分自身を守ることもできます。
大切な人と信頼関係が薄れていく不安
本音や嘘を見抜いてしまうと大切な人との信頼関係が薄れていく不安がありますよね。
信じていたのに裏切られた…
どうして誤魔化すんだろう…
本音じゃないな、私って相手にとってそれだけの存在だったんだ…
そうやって、どんどん不信感ができてしまい大切な人と距離ができてしまう可能性も。どんな人でも嘘はつくし、本音を隠したい時もある。確かに嘘は良くありませんが、色んな事情で嘘をつく人はいます。
つきたくない嘘かもしれませんし、本当は本音で伝えたいかもしれません。誰かを守るための嘘、自分を守るための嘘、見栄をはった嘘、不安からついた嘘、簡単な気持ちでついた嘘。産まれて生きてきて、一度も嘘をついたことがない人は居ないんじゃないかな〜と思います。
・学校や仕事に行きたくなくて仮病を使って休んだ。
・気分が乗らなくて嘘をついて約束をキャンセルした。
・知っていることを恐怖心から知らないフリをした。
・怒られるのが怖くて関係のないフリをした。
など、自分を守るための嘘だったり、恐怖心から嘘をついたりすることもあるかと思います。
身近な人の嘘に気づいた時はどうしたら?
確かに嘘はつかれると気分の良いものではありませんよね。HSPさんは「何で誤魔化したんだろう?」とか「何で嘘つくんだろう?」など、表面の部分だけではなく、その奥深くまで考えてしまう気質でもあります。
・自分のせいで相手が嘘をついたと思わない
・嘘にも色々と理由があると考える
・自分の気持ちや芯の部分はしっかり持つ
・無理に分析しようとしない
・身近な人だからこそ距離感を大切にする
約束を守らずに、ドタキャンする確率が高い友人がいたとします。言い訳を並べますが「嘘だな〜」と気づきます。
それが何度も続くと不信感や信用がなくなり、もう約束をしなくなっていきます。そうなるともう友人としての関係はなくなっていきますね。
そこで「私と遊びたくないんだ…」「別の友人を選んだんだ…」と自分自身を責めるのは良くありません。
相手が嘘をつくことは相手の感情であり、自分の責任や自分のせいだと思わないことが大切です。嘘をつかれた結果、関係が薄れてしまったのは自分の責任では無いのです。
嘘をつかれるのはショックなこと
自分自身の芯を持っていますか?
芯を持つことはとても難しいことですよね、馬鹿にされたり、騙されたり、裏切られたり、なめられたり、見下されても、自分自身に芯がある人は平気な顔をしていることがあります。
そんなこと言われて平気なの?
嘘つかれたのに何で許せるの?
馬鹿にされたのに何で笑っているの?
関係のない自分が腹が立つくらい悔しいのに、芯のある人は何故かケロッとしていますよね。言ってみれば「嘘をつかせてやってる」くらいに堂々としている。
なぜでしょうか?
自分自身を信じて、相手を信じて、心に余裕があり、器が広く、嘘をつかれたくらいでは折れない芯をしっかり持っているからなんですね〜!
芯を持つことはとても難しい(2回目)ですが、その折れない芯が自分自身を守ってくれる武器にもなります。
嘘をつかれても折れない心はどう作る?
折れない心、揺るぎない芯、強くなろうと思って強くなれるものではありませんよね。HSPさんは繊細なので「嘘つかれた…」とヘコみ、自分を責め、ひとり反省会を開きます。
そこでHSPさんの特徴でもある「気づく」を武器にします。嘘を見抜き、傷ついたり、自分を責めたり、ショックを受けたりするのですが「気づける」と言うのはHSPさんの武器です。
「はっはーん、嘘ついてるな」
「気づいてるぞ」
「嘘ついてまで見栄をはるなんて…」
「嘘をつくくらいツライのか」
「今は黙って騙されよう」
相手は上手く嘘をついたと思っているが、自分はそれを見抜いている。そうやって斜め上から見ると、自分自身を責めたりすることは無くなります。その姿勢が自分自身の芯を強くしてくれます。
最後に
HSPさんの気質は、良くも悪くも敏感で繊細です。自意識過剰と言われることも多いですが「気づきやすい」ことが、相手にも自分にも影響が出てしまいます。
その「気づきやすい」気質で苦しい思いをしているHSPさんが多いのも事実です。HSPさんがより生きやすくなるように願っています。
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